以前、久しぶりに箱から出したタナカ製モデルガンM37のラバーグリップが加水分解のためベタベタしてしまい取り敢えず薄めた漂白剤に漬け込みベタ気を取ったとお話ししましたが、その続編です。
洗浄した後しばらくは良かったのですが最近また少しベタ気が出てきました。また、右側グリップにひび割れを見つけました。
グリップを外してみると内側に数か所のひび割れが見られます。
経年劣化なのか、漂白剤の成分が影響したことが原因で割れてきたのかどうかは分かりません。
ベタベタを取るだけなら次回は重曹を使うなり、いろいろな方法を試みればいいのですが、ひび割れは対処出来ません。いつボロボロになるか時間の問題です。というわけで早急にグリップの交換が必要となりました。
パックマイヤーなどのラバーグリップはグリップエンドまで覆われているためランヤードリングを生かすことが出来ません。ここは順当にタナカの純正グリップか、出来るなら本家本元のグリップを付けたいと思っていたところ、巡り合わせなのか今回運よく手に入れる事が出来ました!
アンクルマイクス製のJフレーム用グリップです。まさにタナカ製M37に付いていたグリップのモデルとなったグリップです!!
右がアンクルマイクス社製、左がタナカ製です。
こうしてみるとタナカ製はアンクルマイクス製と比べ、見た目・サイズ・感触ともほぼ同じ。見劣りしない良い出来だと思います。。
外見で分かる違いはスクリューネジの取付位置。タナカ製は右側から締め付け、アンクルマイクス製は左側から締め付けます。
内側の表記比較
◎タナカ製
「SMITH & WESSON J‐FLIMU」「TANAKA WORKS」
◎アンクルマイクス製
「59010 Fits Smith & Wesson J-Freme」 「UNCLE MIKE'S」
取り敢えず付けてみます。
当然ながらフィットします。やはり本物は良いですね!!
しかし・・・😢
スクリューネジを締め付けることが出来ません。
何故なら・・・タナカ製とネジ穴位置が違っています。
グリップの中にあるウエイトに干渉してしまいスクリューネジを通すことが出来ません。
ウエイトの干渉する赤い矢印部分を1~2mm程度丸ヤスリで削ってやれば何とかいけそうですが、今回は別のグリップを付けることにしました。
手持ちのS&W社製の木グリップを付けてみます。
昭和の警察拳銃って感じです。
ランヤードリングが付いているだけで「公用拳銃」感が増します。
現代っぽいラバーグリップも良いですが、やはり木グリも似合ってます。暫くはこのまま付けて置いて置くことにします。
やはり、仕舞いっ放しはせず定期的に箱から出して遊んでやることが大切ですね。